水平線とは安値と安値、または高値と高値を水平に結んで引ける線のことです。
たとえば、このように水平線を引くことができます。
水平線を引くのは非常に簡単ですが、ただやみくもに線を引くだけでは全く意味がないです。
今から解説する水平線の本質を理解し、なぜ水平線が有効に機能するのかも理解するようにしましょう!
水平線の役割:サポートとレジスタンス
水平線には2つの役割があります。
現在レートよりも下に引ける安値と安値を結んだ水平線はサポートとして機能し、現在レートよりも上に引ける高値と高値を結んだ水平線がレジスタンスとなります。
水平線のサポレジ転換
水平線には、チャートに突破されると機能が逆転するという特徴があります。
たとえば左側のようにレジスタンスを上抜けすると、そのレジスタンスがサポートとしての役割を持つようになります。
また、右側のようにサポートを下抜けすると、サポートがレジスタンスとしての役割を持つようになります。
水平線の信頼性=反発回数と時間足で判断
水平線を引こうと思えば無数にチャート上に引くことが出来ますが、そんなことをしても全く意味がありません。
引ける水平線の中でも重要度が高い水平線だけを選んでトレードに使うことで、勝率をアップさせられます。
そして水平線の反発回数と時間足によって決まります。
- 反発回数が多い
- 上位足で引ける
たとえば、2回しか反発していない水平線と、5回反発している水平線とでは、5回判定している水平線の方が重要な水平線となります。
つまり、今後も反発する可能性が高いと言えます!
また、4時間足で引ける水平線と、5分足で引ける水平線とでは、4時間足の水平線の方がより重要度が高いです。
5分足でトレードする人も、4時間足で引けている水平線を使った方が有利になると言えるでしょう。
水平線の正しい引き方
ローソク脚の上ヒゲ・下ヒゲも考慮する
水平線の引き方で注意したいのが、「ローソク足のひげも考慮して引く」ことです。
理由は様々ありますが「ヒゲも含めて水平線を引く」だけで勝率アップするということだけ頭に入れておきましょう。
ざっくり引ければOK!
もう1点注意点ですが、水平線を引く時はアバウトに考えましょう。
というのも、丁度ぴったりに水平線に触れた直後に反発するなんてことはまずないからです。
ですから、水平線を引く際には「その上下付近でも反発するかも?」とあらかじめ準備するようにしましょう。
このように、水平線は「レートぴったりの線」というよりも「140円〜141円の間の価格幅」といったように考えておくとトレードに活用しやすいです。
- ヒゲも考慮して水平線を引く
- ザックリとした幅で考える
水平線を引く方法(TradingView)
基本的に水平線はTradingViewで引くことを強くおすすめします!
なぜなら、TradingViewで水平線を引けば、自動的に他の時間足にも水平線が反映されるからです。
一方でExnessで水平線を引くと、時間足が変わると水平線が反映されないため水平線を活用しにくくなっています。
マグネット効果をONにする
まずトレード画面を表示させたら、マグネット効果をONにします。
マグネット機能をオンにすると、水平線を引く際に自動的に高値・安値に吸着してくれるようになって便利です!
マグネット効果は強弱を選べるので、お好きなものを選んでください。
描画ツールから水平線を選択
続いて、描画ツールの中から「水平線」を選んでいきます。
トレード画面左上のアイコンをクリックします。
描画ツールが表示されるので「水平線」を選択します。
水平線を引きたいレートでクリックすると、以下のように水平線をワンタップで引けます。
また、設定画面も合わせて表示されるため、色・太さなども変更可能です。
以下のように時間足によって水平線の色を使い分けると、どの色の水平線がより信頼性が高いか?など視覚的に判断できるようになります!
- 4時間足で引いた水平線…青色
- 1時間足で引いた水平線…緑色
- 30分足で引いた水平線…黒色
もし必要なくなった場合には、水平線を選択して表示されるメニューから「ゴミ箱」をクリックすれば削除できます。

